陳水扁「火遊び」外交に米国から三行半

統一か独立かを煽り続け、政権自体が“ミステリーツアー”。

2006年7月号 GLOBAL

「私たちは一体、どこへいくのですか?」 離陸したばかりの特別機の中で同行記者に詰め寄られた陳水扁・台湾総統は、苦笑しながらこう答えるだけだった。「それは機長に聞いてくれ」 陳総統は5月4日、中南米のパラグアイ、コスタリカを公式訪問するために台北を出発した。陳総統は2000年の就任以来、国交のある中南米諸国を歴訪する際にはアメリカ本土のトランジット(中継通過)を認められてきた。03年にはニューヨークで米議員との面会が許可されるほどだった。今回も台湾はニューヨークでのトランジットを求めたのに対し、アメリカの回答は本土から離れたアンカレジかホノルルでのトランジット。しかも宿泊を伴わない5時間以内という厳しいものだった。「台湾はアメリカの子供じゃない。何から何まで言うことを聞く意気地なしじゃないんだ!」 台湾外交部高官は怒気をこめてこう吐き捨てた。そし ………

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