財務省「新主流派」が台頭

主計局でサプライズ人事。安倍新政権の要となる中川秀直シフトがいよいよ鮮明に。

2006年10月号 POLITICS

 霞が関の財務省。9月から2007年度予算案の査定が始まり、主計局がある1、2階は早くも人の波でごった返す。合言葉は「再チャレンジ」。各省とも安倍新政権の旗印を概算要求に巧妙にまとわせ、押し寄せる。主計局長・津田廣喜(昭和47年入省)は「歳出削減にギリギリまで取り組む」と守りを固める。「公共事業総括係」「厚生労働係」。手書きの表示板が並ぶ廊下は担当主査への説明の順番待ちで大行列だ。喧騒をよそにひっそりと人気のない一角がある。見上げれば「企画係」。 こここそ予算全体を統括し、景気配慮型か緊縮型かといった性格づけや「国債30兆円枠」など時々の政権戦略に沿った政策カラーを打ち出す主計局の「司令塔」だ。首相官邸や与党、各省に張り巡らす財務省の網にかかった全情報が集まってくる。 事務次官の細川興一(45年)が退官し、主計局長から藤井秀人(46年)が昇格。その後 ………

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