2008年9月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
英対外諜報機関MI6が英国内で出回るコカインの密輸ルートを洗い出したところ、ベネズエラがコカインの密輸大国としての基盤を急速に広げている事実が明らかになった。MI6は「過去半年でベネズエラを経由したコカインは250トン強。それ以前の2年間で同国を経由したコカイン量の5倍強の増加」と推定している。英国に密輸されるコカインの9割がベネズエラ・ルートで入ってきたものだという。MI6は、ベネズエラのジャングルに麻薬捜査員を派遣し、決死のコカイン供給ルート壊滅作戦に乗り出した。密輸業者はコロンビアからベネズエラの軍用飛行場にコカインを運び込む。コカインは陸路で別の軍用飛行場まで運搬され、大西洋を渡って西アフリカに向かう長距離飛行が可能な航空機に積み込まれるという。ベネズエラの首都カラカスに駐在する諜報員によれば、「領空や沿岸警備の手薄なギニアビサウ、セネガル、 ………
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