北九州「スペースワールド」を加森観光が「大手術」

2009年3月号 DEEP [ディープ・インサイド]

加森観光(札幌市)が北九州市のテーマパーク・スペースワールドの「大手術」に踏み切る。「スリルライド」(怖さを楽しむ乗り物)中心の運営をしてきたが、入場客数が回復しないため、コンセプトを「自然」「親子連れ」など加森が得意とするソフト系に転換し、動物との触れ合いなどの「癒やし」を売り物とする公園に変える方針だ。同ワールドは新日本製鉄の前身である官営八幡製鉄所の発祥の地にある。1980年代後半の円高不況で工場設備が遊休化したため、新日鉄が90年に多角化と地元対策を兼ねたテーマパークに衣替えした。しかし、お堅い「鉄屋の商法」というべきか、「宇宙飛行士訓練の体験」をテーマとする大真面目なパークづくりはヒットせず、その後のスリルライド路線も当たらず、「万年赤字」に泣いていた。新日鉄は05年、自力再生を断念して民事再生法の適用を申請。約350億円を投じて累損を ………

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