遅刻厳罰でも暴動勃発 スズキ「インドの教訓」

鈴木修会長は「原因がわからない」というが、進出企業に労働争議が増えるのは理由がある。

2012年10月号 GLOBAL

7月18日、日本の自動車メーカー、スズキのインド子会社「マルチ・スズキ」の工場で発生した暴動は、インド産業界に衝撃を走らせた。工場は北部ハリヤナ州マネサールにあり、小型車「スイフト」などを生産する主力工場だった。労働者が暴徒と化し、事務所に火を放ってインド人の人事担当者が死亡、日本人幹部を含む100人以上が負傷したのだ。長い間、見えないところで煮えたぎっていたマグマが、誰の目にも見えるようになり、インド国内ではこの暴動は一過性なのかどうかが議論されている。マネサール工場の労働争議は、今に始まったことではない。昨年は労働組合の承認を求める大規模ストライキで一時閉鎖に追い込まれ、スズキは250億ルピー(約360億円)の損失を被った。ストを先導した従業員らが退社し、スズキは臨時工を含む多数の労働者の雇用を維持し、「苦情対応」と「労務厚生」の二つの委員会を ………

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