ドイツ銀行が震える「爆弾」

リーマン破綻から8年、続けた黒字に疑問符がついた。CoCo債の「毒饅頭」で自己資本を積み増した咎め。

2016年4月号 BUSINESS [最優良バンクの仮面]

欧州の、いや、世界の金融市場を「幽霊」が徘徊している。かつて最優良銀行の代名詞だったドイツ銀行が、今や債券利払いを滞らせかねないというリスクだ。上海の20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、ひとまず危機連鎖に歯止めを打とうとしたが、厄介な巨大爆弾に変わりはない。「王様は裸だ」。アンデルセンの童話に出てくる少年のように、欧州のクレジット・アナリストがドイツ銀を指さした。クレジットサイツ社のアナリスト、サイモン・アダムソンである。2月8日の顧客向けリポートで、ドイツ銀に関し「2016年の利払いは心配していない。しかし17年にはそれほど確信が持てない」と記したのだ。この指摘が「不安の堤防」を決壊させた。アダムソンはただのアナリストではない。1996年から2003年までドイツ銀でマネージングディレクターを務め、欧州の高利回り債調査部門トップと欧州の銀行を分析 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

ID(メールアドレス)
パスワード  (半角英数字)
 次回から自動的にログイン

IDを忘れた方はこちら
パスワードを忘れた方はこちら
年間定期購読のお申し込みはこちら