米銀「民主党躍進」で厳冬期入り

中間選挙で過半数を制した勢いで金融機関への圧力を強め、ウォール街は戦々恐々。

2019年5月号 GLOBAL

昨年の中間選挙で民主党が米国議会下院の過半を制した結果、1月には銀行に対する強硬姿勢で知られるマキシン・ウォーターズ民主党下院議員が下院金融サービス委員会の委員長に就任した。金融危機から10年経ち、民主党から強力な権力をもつ同委員会の委員長を出すのは9年ぶりということもあって、ワシントンでは反ウォール・ストリート旋風が吹き荒れている。ウォーターズ委員長は銀行に対する規制監視強化を目指している上にメンバーには民主党急進左派で社会主義者を名乗るアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員もいる。委員会はすべての国内大手銀行のトップに委員会で証言するよう求めており、これは実現すれば金融危機以来初となる。なかでも委員会の攻撃のターゲットになっているのは、顧客に無断で架空の預金とクレジットカードの口座を200万も開設して利益を上げていたウェルズ・ファーゴ ………

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