2025年7月号 BUSINESS [うたかたの夢]
前号で書いたが、2004年6月13日付日経朝刊1面5段抜きのスクープは「激震」だった。「近鉄球団、オリックスに譲渡交渉 球界再編の可能性」。この日は新聞休刊日で、一般紙、スポーツ紙は翌日も朝刊がなく、日経の「圧勝」だった。また、近鉄、オリックス両親会社の株主総会を間近にした「経済記事」としても絶妙のタイミングだった。1949年のプロ野球2リーグ発足以来の「近鉄バファローズ」が球界から退場すること、関西私鉄の雄の近鉄がそれほどの経営苦境にあるのかという視点、近鉄の70人の一、二軍の選手をどう「救済」するのかという問題、さらにはパ・リーグは5球団という奇数でどう試合日程を組むのか、など難題は当事者の予想をはるかに超えるものだった。しかし、それ以上に「近鉄・オリックス統合」を超えて、前年から燻っていた「ダイエー」の経営危機とリンクされた。「球界大改革、1リーグ ………
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