「6・21株総」/太陽HD「非上場化」攻防/欲ばり佐藤社長は「ギブアップ寸前」

公表分だけでも総額27億円の巨額報酬を懐に入れたプロ経営者の栄華はもはやこれまで。

2025年7月号 BUSINESS

化学品メーカーの「太陽ホールディングス」(東京)の佐藤英志社長(56)が、崖っぷちに立たされている。6月21日に開かれる定時株主総会で、佐藤氏の取締役再任に創業家や筆頭株主が反対を表明しているからだ。11年に社長に就任した佐藤氏は事実上、創業家から会社の「乗っ取り」に成功。また、筆頭株主で太陽を関連会社とするDICから見ても、佐藤氏はやりたい放題で、彼の「強い影響力」により取締役会が適切に機能していないと断じられる。株主の4割近くが再任に反対しており、もはやギブアップではないか。

創業家を遠ざける策略

太陽は1953年に川原廣眞氏(故人)が太陽インキ製造の社名で創業した。70年代にプリント基板(PCB)の部材を扱うようになり、エレクトロニクス業界向けの化学品メーカーとして急成長。特にPCBの表面を覆う保護材であるソルダーレジスト(SR)の世界シェアではトップクラスを誇る。公認会計士 ………

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