資生堂が「魚谷派の残党」放逐へ/厚顔無恥の前社長は自慢話の講演三昧

2026年1月号 BUSINESS

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「化粧品会社らしくいつもご立派な経営計画の資料をお作りになられるが、どれだけ実現しているのでしょうか、甚だ疑問だ」化粧品会社、日用品会社などをカバーする多くの証券会社アナリストが見た資生堂のイメージだ。このほど発表された2025年12月期の業績見通しでは、これまでの最終利益60億円だったものを520億円の最終赤字に大幅に修正した。2期連続の赤字。しかも過去最悪の数字だ。株価は18年のピークから4分1程度になってしまった。ここ数年に発表された中期経営計画は未達の山を築き、修正を余儀なくされている。同社の経営について「迷走」と断じるアナリストもいる。前社長で「プロ経営者」と言われた魚谷雅彦氏による中国偏重主義のツケとグローバルの名の下に行われた米国でのM&A戦略の失敗の「ダブルちょんぼ」(中堅社員)の火消しに現社長の藤原憲太郎氏が躍起になっている。新たに公表 ………

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