「オープンハウス」「アパ」を直撃/「中央建設」破綻の火の粉

「天井高の不備」をきっかけに契約解除が連鎖。長年の経営難から一気に破局へ。

2026年1月号 DEEP

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さる11月7日、「中央建設」(東京都港区)という売上高97億円の建設会社が民事再生法の適用を申請して経営破綻した。負債総額は53億円。東京地裁に提出された再生手続きの開始申立書によれば、倒産の引き金を引いたのは工事発注者である大手の「オープンハウス・ディベロップメント」(千代田区)だった。申立書にはこうある。「10月9日に都内4物件のマンション新築工事(請負金総額35億円)を請け負っていたオープンハウス・ディベロップメントから、うち1件については施工の不備を指摘され、引き渡し及び請負代金の支払いが未了となり、残り3件については経営状況の悪化を理由に契約解除通知を受けるに至った。(中略)11月10日に同社から予定されていた工事代金の入金が見込めなくなり、同日の手形の決済ができないことが明らかとなったため、本申立てのやむなきに至った」施工不備があったとされる ………

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