2026年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
産経新聞社は12月2日、運営するインターネット媒体「emogram(エモグラム)」で、読売新聞オンラインなど5媒体の記事を盗用したとして、謝罪した。5月に開設したエモグラムは、SNS上の反応を「喜怒哀楽」や「ポジティブ・ネガティブ」に分けて解析するトレンド情報メディア。「存在すら知らなかった」(産経関係者)というほど、社内でも影の薄い媒体だ。産経は前日に生成人工知能(AI)を活用した検索サービスを展開する米新興企業パープレキシティに対し、記事の無断利用で、著作権侵害で抗議した直後だけに目を覆うばかりだ。今回の盗用は派遣スタッフがネット上の元記事をコピーし、語尾を少し変えて記事を作成していた。10月下旬以降にデスク業務の一部を業務委託の編集者に任せ、盗用に気づかなかったという。大手紙のデジタル関係者は「まず社員が責任を持って、チェックしていないことに驚いた ………
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