トヨタの社長交代と自民党が圧勝した総選挙が同じタイミングだったのは偶然ではない。
2026年3月号 BUSINESS
トヨタ自動車は2月6日、佐藤恒治社長が4月1日付で副会長に就き、後任に近健太執行役員・最高財務責任者(CFO)が昇格する人事を発表した。佐藤氏は新設の「最高産業責任者(CIO)」を主要な任務とする。CIOは産業間連携を推進するなど産業界全体に目配せし、日本企業全体の競争力向上につなげていくような役目だ。
このトップ人事の発表は絶妙のタイミングだった。実はトヨタの豊田章男会長は高市政権発足直後から、首相を支えるブレーンの一人として動いてきた。2月6日は衆議院議員選挙の最終盤に当たり、各種世論調査などから自民党の勝利が事実上確定した時期。敢えてそんな日にトップ人事の発表を充てたことに、政権に対する強いメッセージ性を感じる。佐藤氏は今年1月から日本自動車工業会の会長に就いた。加えて日本経団連副会長の職にもある。佐藤氏が社長を外れてCIOに就くのは、この2つの役 ………
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