京大・山中教授を見限った武田薬品/ウェバー社長がバッサリ!

巨額共同プロジェクトが終了。山中教授の無念は如何ばかり。武田は再生医療から撤退か。

2026年3月号 DEEP

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武田薬品が再生医療に見切りをつけた。武田は2月3日、都内で会見を開き、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と続けてきた大型共同研究プログラム「T-CiRA(T-CiRA(ティー・サイラ)=Takeda-CiRA Joint Program for iPS Cell Applications)」を延長せず、今年3月末に終了すると発表した。16年度からスタートし、10年間で総額200億円の巨額資金を投じてきたが、目指してきたiPS細胞の実用化には至らず、ひとつも新薬を生み出せなかった。事実上の再生医療からの撤退で、ともに歩んできたCiRAの山中伸弥名誉所長・教授を見限った。

「特別扱い」だった共同研究

iPS細胞を中心とした再生医療への参入は、クリストフ・ウェバー社長の肝煎りで始まった。日本の医療界は、2012年に山中教授がiPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞し、「山中フィーバー」に沸いていた。iPS細胞はあらゆる細胞に成長する能力を持ち、病気や怪我で失 ………

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