トーシンHD/骨肉相食む「親子喧嘩」の挙句/前代未聞の「会社更生手続き」

2026年11月号 BUSINESS

内紛収拾を企て上場維持まで目論む、そんな前代未聞の会社更生手続きは成就するのか――。東証スタンダード上場のトーシンホールディングス(HD)が今年5月に申し立てた会社更生手続きが大きなヤマ場を迎えようとしている。更生計画案の賛否を問う投票が近く実施され、並行して最高裁では開始決定を阻止しようと創業者側が起こした抗告事件の審理が進んでいるからだ。事と次第によっては手続きが白紙に戻る可能性さえある。創業者・石田信文氏が名古屋市で始めた同社は携帯端末販売事業が当たり2000年に上場、賃貸マンションやゴルフ場に多角化した。ピーク時の売上高は300億円に迫り、ゴルフトーナメントの冠スポンサーを務めていたほどだ。そんな会社で呆れるような経営混乱が始まったのは24年12月のこと。取引先との不透明なキャッシュバック問題が発覚、第三者委員会を設置して調査したところ、不適切 ………

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