2010年 3 月号

HEADLINE

• 日本経団連　「棚ボタ」米倉新会長の多難

  財界総本山は嫉妬深い老狸の化かし合い。化学業界第2位の身の丈では、格上の副会長企業からソッポを向かれかねない。

• 「ボルカーの鉄槌」に市場戦慄

  過剰流動性相場の潮目が変わった。納税者の怒りを背に、懲りないウォール街に宣戦布告する82歳の巨漢。

• 隠せぬ見返り「政商」稲盛

  日航に続きウィルコムにも公的資金。が、恩を売る「梟商」孫正義も腹に一物で、よじれそう。

• 「デフレ特効薬」は日銀法改正

  テイラー・ルールを都合よく「厚化粧」する手前ミソ。その鉄面皮を剥ぐには独立性を限定すべし。

• 「非小沢の核」岡田外相にもチャンス

  小沢と菅は表裏一体。前原、枝野ら非小沢「七奉行」が担ぐ岡田のどんでん返しもあり得る。

• 「大敗北」検察に小沢の逆襲

  恣意的な「シナリオ捜査」で神話崩壊。検事総長の内部昇格は守れても、特捜部解体など司法改革の刃が迫る。

• グーグルの悪夢「検閲中国」

  ネット専従の検事・警官がなんと30万人。メディアに事細かに指令する中国版「ビッグブラザー」の全貌とは。