2010年 6 月号

HEADLINE

• 不入り上海万博「幻の賓客」

  国家の威信をかけたのになぜか閑散。あっと言わせようと「将軍様」の登場を狙ったが、大魚を釣り損ねた。

• ゴールドマン・サックス――「無理筋」SECを嘲笑う

  政治的生け贄にする提訴も、どうせ和解狙いと見透かす。全面対決を選んだが、「客殺し」の悪名は消えず。

• 富士通騒動で「沈黙する黒幕」

  「解任劇」を秘密録音した裁判資料が公に。引導を渡したのは秋草相談役。インサイダー疑惑は濡れ衣か？

• 小沢一郎は生き残れるか

  いよいよ3度目の事情聴取。幹事長を辞めたら検察に食い殺される。小沢は刑事被告人になっても権力の座にしがみつく。

• 政権末期の茶番「食品安全庁」構想

  福島消費者相と赤松農水相が醜い縄張り争い。厚労省まで参戦して、屋上屋を架す恐れ。

• 狂った日銀の「政策金融」志願

  インフレ目標逃れに詭弁を重ねたあげく、本業を逸脱。目利きもいないのに、成長を促す資金供給とは？

• 「信認」失った欧州中央銀行

  ギリシャを発端に国債バブル破裂。オバマに促されサルコジの圧力で、国債を買い入れた「カノッサの屈辱」。