2010年 8 月号

HEADLINE

• 三井物産に「オバマ・トラップ」

  前門のメキシコ湾原油流出に、後門の対イラン制裁。米経済紙を通じて発せられた驚愕の警告サインとは。

• 戦略なき菅直人の「百日天下」

  長期政権の打算が裏目。市民運動家から成り上がった首相は「ゲリラ戦」ばかり。ねじれ国会では通用しない。

• 厚労省と富士薬品の「恥部」

  医薬のネット販売封じ込めへ、置き薬業界に「激甘」行政。だが、闇の勢力にその蜜は吸われている。

• 中国「スト多発」のマユツバ

  労働争議の主因は、賃金より労務管理にある。どっこい、「世界の工場」はそう簡単にはへこたれない。

• 「雑居特養」推進、上田知事に幻滅

  虐待に等しい相部屋介護施設の建設に邁進。「4人部屋の良さ」を説く不見識な埼玉県知事。

• ユーロ離脱の「出口」なし

  固唾を呑んで見守る欧州金融機関の耐性審査。加盟国の競争力強化へ、結束して抜本改革を進めるしかない。

• 白川日銀の「迷走」と危うい小野理論を憂う

  米エール大学教授・浜田宏一氏 × 嘉悦大学教授・高橋洋一氏

• 米国も怯える「二番底」とデフレ

  欧州失速で陰り、企業決算は好調でも雇用が犠牲。バーナンキFRBの景気判断は一変した。