2011年 9 月号

HEADLINE

• 電通のFIFA「贈賄」密約

  日本単独開催へ800万スイスフランの裏金を出したが、取られ損の空振り。その極秘契約書を入手した。

• 日立・三菱重「破鏡」の真相

  日経の「決め打ち」に三菱側が激怒。記者会見は延期になったが、4年がかりの交渉の大筋は変わらない。

• 世界デフレ「第2波」に備えよ

  バーナンキFRBの「QE2.5」サプライズ。米国債格下げと欧州危機に果敢だが、円高是正は帳消しになった。

• 中国新幹線「猪突モデル」脱線

  鉄道省の傍若無人に、民衆の怒りが全土で爆発した。「開発独裁」の暴走と腐敗は、共産党政権の縮図だ。

• 小沢と稲盛が推せば「前原出馬」

  幹事長ポストを小沢に譲り、挙党体制を目指すか。「後出しじゃんけん」で勝利を狙う。

• 「天ツバ」のマードック叩き

  英国の嵐が飛び火。天下のウォールストリート・ジャーナル紙もしどろもどろだが、書生論では犬の遠吠えだ。

• マードック帝国は四面楚歌

  盗聴で火ダルマ。攻撃一筋だった80歳の老帝が頭を垂れた。追及した英ガーディアン記者が本誌に特別寄稿。