2025年6月号 連載
「三歩先を読むオンリーワン情報誌」という謳い文句をほぼ裏切ることなく、創刊から20年! ブラボー!!
元霞が関役人としては、ずっと政治記事の独自性に注目してきたところ、今後も政官の在り方、官邸主導の是非といった答えの定まらない問題に多角的に切り込み、特に目立つことに走りがちで本質掘り下げに不勉強な政治家の増加、若手官僚の大量見切り脱走の中、今後日本の統治機構がいかに従来蓄積してきた知恵を継承していけるかという視点からの分析記事の掲載を期待します。
振り返ると東日本大震災、とりわけ福島原発廃炉問題についての現地取材に基づく巻末コラムがとても印象的でした。そこには、「原発震災」を決して風化させないという使命感が滲み出ており、敬意を表します。
なお、昨年創立50周年を迎えた「東大ピアノの会」(実は先輩が編集部内のWEBオフィサー!)OBの立場からの要望。音大崩壊、一握りの演奏家以外の貧困状況等クラシック音楽界の実情に切り込む記事の掲載が、近々実現したらいいな♪
(独)北対協理事長 山本茂樹